金槌の修理方法とは!?DIY初心者でもできる(?)柄の入れ替え方法をご紹介!

こんにちは。金物店店主のハマゾーです。木製の金槌を長年使っていると頭部分と柄の部分が緩んできたり、ガタついてきたりすることがあります。また場合によっては、柄が経年で削れてしまったり、折れてしまったりすることがあります。そんな時には、金槌を新しく買い替えれば話は早いのですが、壊れるたびに金槌を新しく買い替えるのってもったいないですよね。

金槌の場合、仮に柄が折れたとしても頭の部分はよほどではない限り壊れないので新しい柄を購入して修理する方法を知っていれば修理することが可能です。金槌の頭の部分だけを買うとお値段的には高いですが、柄の部分だけを買うとお値段的にはそれほど高くありません。

修理の方法さえ理解して実践できれば、万が一に金槌の柄が折れたとしても値段の安い柄だけを買って修理してコストを削減することができますので今回は、金槌の修理についてご紹介したいと思います。

注意点ですが金槌の修理は、誰でもできるものではありません。できる人は実践しながらコツを覚えて簡単に修理していきますし、できない人はいつまでたってもできませんので、何度かチャレンジしてみてやっぱりできませんという場合には、潔く諦めましょう。また、最近流行りのグラスファイバー柄は、ご自身で修理するのは不可能です。各メーカーに修理を出すしか方法はありませんのでグラスファイバー柄が折れてしまった時には販売店に持って行って修理して欲しい旨を伝えましょう。

金槌の修理方法

金槌 修理

金槌の頭と柄が緩んだりガタついてきたら

まず最初に現れる症状として金槌の頭が緩んできたという症状が起こります。この時には、頭の部分に柄を押し込んでくさびを打ち直すという作業が必要になります。

最初に柄のお尻の部分を地面に叩きつけてみましょう。何度か叩くと頭の部分が自分の重みで柄に食い込んでいき固定されていきます。そのあとは、必要に応じてくさびを打ち直してみてください。

この方法では効果がない場合には、頭の部分を地面にして柄のお尻の部分を別の金槌で叩き込んでみてください。あまり叩きすぎると想像していた以上に柄が頭に食い込んで柄が突き出してしまいますのでご注意ください。その後は、必要に応じてくさびを打ち直してみてください。また、地面にくさびが当たるのが気になる場合には、くさびが地面に当たらないように頭の部分の両サイドに添え木をしてあげましょう。

以上の方法でも緩みが解消されない場合には、一度金槌の頭と柄を完全に分解して再度頭に柄を入れ直しましょう。

金槌の頭と柄を分解した後の修理

自然に金槌の頭の部分から柄が抜けてくれるのであれば楽な話なのですが、ほとんどの場合は頭から柄を抜く作業が必要になってきます。この作業が素人の方には、一番難しいかもしれません。まず頭の方から叩いて柄を抜くのですから頭側から柄の部分だけを叩くためのモノが必要になります。

一番手っ取り早いのは、要らなくなった柄があるのであれば、その柄を加工して頭についている柄の部分だけを叩けるように加工するのが良いと思います。柄を叩く時でもくさびに当たらないように切り込みを入れてやるのがちょっとしたコツです。加工した木で金槌の頭から柄の部分だけを叩いて柄を外します。

外した柄がそのまま使えるのであれば、外した柄を使えば良いですし、使えないのであれば新たに柄を購入する必要があります。新しく購入する柄もサイズや形がいくつか存在しますが、ご自身が持っている金槌の頭のサイズに近いサイズの柄を選ぶようにしましょう。もしも購入した柄が大きいようであれば削る必要がありますし、柄が小さいのであれば厚紙など挟めるものを準備する必要があります。

柄のサイズ調整ができればあとは柄のお尻の方を叩いて頭にはめ込んでいきます。最後に外しておいたくさびを打ち込みます。最後にしっかりと緩んでいないか確認してみてください。

You Tubeで金槌ではなくハンマーですが、柄の交換をされている動画がありましたので引用させて頂いています。金槌でもハンマーでも理屈はそれほど変わりませんので参考になれば良いかなと思います。


引用元:You Tube
https://www.youtube.com/watch?v=gGvtAHxB-gQ

*参考
王将 白樫仮枠ハンマー柄(角型曲り)450mm ニス無パック付

まとめ

近年は、建築工法の変化やグラスファイバー柄の普及などから金槌を自ら修理するという機会は、大工さん達でもそうそうありません。私どもでもグラスファイバー柄の金槌の修理依頼はよく請けますが、木柄の金槌の修理というのは、全然聞きませんし話も出てきません。DIYで使われる金槌もひょっとしたら修理が必要なほどに使う機会も少ないかもしれませんが、知識を入れてチャレンジしてみることがなによりも大切だと思いますので機会がある方は是非チャレンジしてみてください。

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