「バールと釘抜きってどう違うの!?」
今回は、こんな素朴な疑問についてご紹介していきたいと思います。
こんにちは。金物店店主のハマゾーです。
タイトルにもさせてもらいましたが、「バール」と「釘抜き」の違いってご存知でしょうか!?
日頃、商売をさせて頂いてる時にちょこちょこと聞かれる質問です。
話をしていると多くの方が「バール」と聞くと大きいサイズの釘抜きを想像するみたいです。
また、反対に「釘抜き」と聞くと金槌で叩いて釘を抜く小さめのサイズの釘抜きを想像するみたいです。
結論から言うと、この想像は決して間違っていません。
話をしていると多くの方が「バール」と聞くと大きいサイズの釘抜きを想像するみたいです。
また、反対に「釘抜き」と聞くと金槌で叩いて釘を抜く小さめのサイズの釘抜きを想像するみたいです。
結論から言うと、この想像は決して間違っていません。
ただし、もっと厳密に言うのであれば「バール」も「釘抜き」も同じものを指してます。
もともと「バール」という表現は、製品名を指している表現で正式名称ではありません。
他の建築で使用する物の中には同じような理屈で両方の言葉が普及しているものが数多く存在します。
「ビス」と「ねじ」や「シーリング」と「コーキング」といったものが代表的でしょうか。
バール(bar、バー)は、鉄梃(かなてこ)。すなわち、てことして利用する鉄製の棒の大工道具(工具)。バールという名は製品名で、正式名称では無い。
中型以下のものは釘を抜く目的で作られたものが多く、その場合、「釘抜き」にも属する。日本では、釘抜き専用の小型バールは、「バール」と呼ばれることは少ない。
引用元:ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%AB_(%E5%B7%A5%E5%85%B7)
同じようなモノで別の呼び方がある場合には、片方が正式名称で、もう片方が製品名であったり、外国から入ってきた呼び方であったりするケースがほとんどです。
今回取り上げさせてもらっている「バール」と「釘抜き」においても「バール」という言葉は外国から入ってきた製品名という説が有力とされています。
バールの形状について
一般的には、あまり知られていませんし、大工さんや職人さんでも多くの方が意識されていませんが、ほとんどの釘抜きは製品名は○○バールという名前がほとんどです。
それがどんな形状の違いをしていたとしても大体がそうです。
バールの形状として主だったものは、「平バール」や「三徳釘〆」などがあります。
平バール
短い方の先端がV時に割れていて釘を抜くことができる。V字溝は釘の頭をすくうだけでなく、釘の軸に食い込む構造になっている。もう一方の長い柄の先端部は、薄く平たい形状で木材の接合部の隙間などに差し込めるようにとなっている。ここに釘抜き用のV字溝が付いた物を平バールの尾割れタイプという。
引用元:ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%AB_(%E5%B7%A5%E5%85%B7)
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三徳釘〆
長手端部が釘の頭が完全に沈むようにするポンチ形状になっている。釘締め、小型ハンマー、釘抜きの機能を備えている。
引用元:ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%AB_(%E5%B7%A5%E5%85%B7)
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まとめ
誰がどういうタイミングで「バール」や「釘抜き」といった表現を使い始めたのかはわかりませんが、どちらであっても「釘を抜くためのツール」という表現としては、間違ってはいません。
ただ、「バール」と「釘抜き」の使い分けをしっかりと理解して言葉として使った方が恥ずかしい思いをしなくて済むと思いますので参考にしてみてください!!