こんにちは。記憶力が乏しい金物店店主のハマゾーです。勉強でも当たり前(?)のように暗記できないのですが、金物店で扱っているアイテム数は、どれだけあるか判らないくらいの量なので、何が、どんなメーカーがあって、どんな規格があって、いくらなのかを記憶するのは本当に苦手です。笑
さて、そんな自分を悩ませるひとつとしてタッカーの針(通称、ステープル)があります。このタッカーの針は各メーカーごとにサイズはバラバラだし、あらゆるジャンルの大工さん、職人さんが使うので各メーカーのものを扱っていないといけないので記憶するのに一苦労です。
タッカーとタッカーの針は、基本的にはメーカーを合わせる必要があります。例えばラピッドのタッカーを使っているとしたらタッカーの針もラピッドの針を使うのが原則になります。理由としては、サイズが仮に同じであっても人の目では見えないほどの違いがあるのでタッカーに針が詰まってしまう恐れがあるからです。
物理上は、違うメーカーで使ったとしても使えますし、実際に使っている方も数多くいらっしゃいますが、売り手側としてはあまりオススメはしていません。使えますよと仮に売って実際には、使えなかったり、いつもより多く詰まってしまったり、最悪の場合タッカーが壊れてしまったとなっても保証できないですからね 笑。(当然と言ってしまえば当然なのですが・・・)
また、よくある質問のひとつにエアタッカーで使うタッカーの針とガンタッカーやハンマータッカーで使うタッカーの針は、互換性があるのかという質問をよく頂きます。結論から言うとこれも物理上はサイズが合っていれば使えないこともないんですが、やはり人の目に見えないほどの違いがありますので同様にオススメできません。
ただでさえタッカーは、針が詰まりやすい工具なのにわざわざリスクを増やす必要性はないかと個人的には思います。ただし、前述もしましたが、各メーカーのタッカーやタッカーの針の規格を知っておかないと「あれ?このタッカーって何ミリの針を使うんだった?」という状態になってしまいますので、今回は、タッカーの針の種類についてDIYでよく使うであろうガンタッカーで使うタッカーの針を中心にご紹介したいと思います。
タッカーとステープルのサイズ
MAXのガンタッカーとステープルのサイズ
日本でタッカーを最初に製造したことで有名なMAXにはエアタッカー、充電タッカー、ガンタッカー、ハンマータッカーなどいろんな種類のタッカーが存在しています。そのそれぞれのタッカーにそれぞれのサイズがあります。DIYで多く使われるであろうガンタッカーのステープルに関しては肩幅のサイズは12㎜の1種類だけです。
ガンタッカーのステープルの長さに関しては、6、8、10、13㎜と4種類の中から選ぶことができます。
MAXのガンタッカーのステープル
T3-6M 肩幅12㎜ 長さ6㎜
1208F 肩幅12㎜ 長さ8㎜
T3-10MB・T3-10MBL 肩幅12㎜ 長さ10㎜ *Lはステープルの本数が多いタイプです。
T3-13MB・T3-13H・T3-13S 肩幅12㎜ 長さ13㎜ *Hは硬線 Sはステンレスです。
*参考
☆あす楽対応☆マックス ステープル T3-10MB 中箱 20.000本入 肩幅12ミリ 足長10ミリ ☆在庫あり☆即日出荷☆
ラピッドのガンタッカーとステープルのサイズ
世界的に最も有名でスタンダードなラピッドのガンタッカーのステープルに関しても肩幅のサイズは1種類ですが、MAXとは違ってラピッドの場合は肩幅のサイズは10㎜になります。
ラピッドのガンタッカーのステープルの長さに関しては、7、9㎜の2種類から選ぶことができます。
ラピッドのガンタッカーのステープル
19/7 肩幅10㎜ 長さ7㎜
13/9 肩幅10㎜ 長さ9㎜
*参考
【海王】ロブステープル《19/7》※幅10mm/足長7mm・2.500本入×10BOX
若井産業のガンタッカーとステープルのサイズ
釘、ビスメーカーの最大手として有名な若井産業のガンタッカーとステープルは、MAXとラピッドの規格の多く使われているサイズを良いとこ取りしたような規格になっています。若井産業のガンタッカーG10は、肩幅12㎜の長さ6㎜と10㎜の2種類でMAXのガンタッカーとステープルに規格を合わせています。
若井産業のガンタッカーG7は、肩幅10㎜の長さ7㎜の1種類のみで、こちらはラピッドのガンタッカーとステープルに規格を合わせています。
若井産業のガンタッカーのステープル
ガンタッカーG10用
WT-6M 肩幅12㎜ 長さ6㎜
WT-10ML 肩幅12㎜ 長さ10㎜
ガンタッカーG7用
WT-6M 肩幅10㎜ 長さ7㎜
*参考
[若井産業]ハンマー・ガンタッカー用ステープル【WT-6M】[1箱10個入/幅12mm×足長6mm/WAKAI/ワカイ]
DIYで使うガンタッカーのおすすめを知りたい方はタッカーのおすすめは!?DIYで使いたい人気ランキングトップ4!!を参考にしてみてください。
まとめ
タッカーは、建築現場やDIY作業で使う工具や道具の中では比較的壊れやすい工具だと思います。ガンタッカーとステープルのメーカーを統一させることによって詰まりや壊れるといったリスクを軽減することができますのでご自身が使っているガンタッカーのメーカーや使うステープルのサイズ、規格をしっかりと把握してガンタッカーを長い期間、使用できるようにしてみてください。