「タッカーってどうやって使うの!?」
今回は、こんなお悩みを持たれているDIY初心者のためにタッカーの基本的な使い方やどんな場面で使うのか!?といった部分をご紹介していきたいと思います。
こんにちは。金物店店主のハマゾーです。
建築現場で使うホッチキスとしてタッカーがあります。
タッカーには、ガンタッカーとハンマータッカーの2種類があります。
DIYにおいても家具や木工品に布や皮などを張る場面や薄い合板を張る時、ポスター張りなどにガンタッカーがよく使われたりします。
しかし、ガンタッカーの使い方をよく知らないという方や使ってみたもののうまく使えない、失敗ばかりしてしまうという方が多いみたいです。
当然ながら日常の生活の中でガンタッカーを触ることや見たりすることもありませんからDIYでこれからガンバロウとしている初心者の方からすれば当たり前の話ですよね。
そこで今回は、DIY初心者の方でもわかりやすいようにガンタッカーの正しい使い方を3つのポイントにまとめてご紹介したいと思います。
タッカーの仕組みとは!?
まず、そもそものタッカーの仕組みですが、基本的にはホッチキスの仕組みと変わりはありません。
タッカーのある部分を開くとタッカーの針を充填する部分がありますので、その部分にタッカーの針を入れてあとは、ホッチキスと同じように力を入れてタッカー本体のハンドルを押すと針が出てきて留めることができます。
タッカーの使い方
それでは、ここからタッカーをうまく使う使い方を3つのポイントにまとめてご紹介していきます。
タッカーを使う部分に目印をつける
これは、タッカーの使い方に慣れてくれば必要のない作業になりますが、DIY初心者の方やタッカーを使ったことがない人に多くありがちな「留めたいところを狙えない」、「狙ったところに針が刺さらない」という問題を解決してくれます。
何も目印のない部分にタッカーの針を打つと狙ったところとは違うところに針が刺さることが多くあります。
針を刺したい部分に印をつけておけばかなりの確率で狙った部分に針を刺すことができます。
そのため、最初のうちはタッカー本体のどの部分から針が出てくるのかを知るために関係のない部分で試し打ちをしてみるのも必要かと思います。
タッカーを材料に押し付けるように打つ
これもDIY初心者やタッカーを使ったことがない人に多くありがちな問題ですが、タッカーのレバーを握るように打った際にタッカー本体が材料から浮いたり離れたりしてしまって針がしっかりと入らないということがよくあります。
この問題を解決するために「レバーを握るという感覚」よりも「タッカーの本体ごと材料に対してレバーを押し付けるという感覚」が重要になります。
タッカーを材料から浮かさないということがタッカーの針をしっかりと打つ上で重要なファクターになりますので最初のうちは頭の中でしっかりと「押し付ける」ということを意識しながらタッカーを打ってみてください。
タッカーを打つ時に布などは弛まないように張る
これは、DIY初心者でなくてもついうっかりやってしまいがちなミスですが、布などの薄いものをタッカーで留めようとする時には、布が弛んだ(たるんだ)状態やシワが入った状態でついうっかりタッカーで留めてしまいがちです。
布に弛みやシワが入ってしまうと仕上がりが全く綺麗になりません。
なので片方の手でタッカーを押さえながら針を打つ一方で反対の手でしっかりと布を張るように支えることが重要になります。
慣れてくればそれほど難しい作業ではないので布などの薄い材料をタッカーで留める時には、常に布が弛まないように張るという意識を忘れないでください。
タッカーの使い方の動画
どうしても解らない方のためにYou Tube上で紹介されているタッカーの使い方を引用させてもらいますので参考にされたい方は是非、動画を参考にしてみてください。
引用元:You Tube
https://www.youtube.com/watch?v=hGtkphS0oS8
タッカーを使う時に気をつけたい注意点
タッカーを留める時以外はレバーを握らない
小学生にでも教えるような初歩中の初歩のお話ですが、タッカーのレバーを握れば当然ながらタッカーの針が出てきます。
タッカーを持っている時にうっかりレバーを握ってしまうと針が出て手に刺さったりする危険がありますので材料を留める時以外はレバーを握らないように注意しましょう。
タッカーの針が材料に刺さらない時には!?
タッカーを正しく使ってもタッカーの針が正しく刺さってくれない場合は、ホッチキスと同じように「留めようとする材料の厚みが厚すぎる」または「タッカーの針の長さが必要な長さに届いていない」ということが考えられます。
材料の厚みが厚すぎてタッカーの針の長さでは、追いつけないという材料であればタッカーで留めるのを諦めざるをえません。
仮にタッカーの針の長さが足りないということであれば、現状使っているタッカーの針よりも足の長い針を使うことによって解決できる可能性が高くなります。
タッカーで留めれる厚みはどれくらい!?
ホッチキスと同じようにタッカーを製造販売しているメーカーなどでは「この厚みの材料には、この足の長さのタッカーを使ってください」という決まりや基準はありません。
そのため、実際にタッカーやタッカーの針を色々な長さのものを使ってみて最適なタッカーの針の足の長さを理解する必要があります。
作業する現場レベルで色々と試してみてください。
タッカーの針が出ない時は!?
よく耳にする問題点ですが、この問題もホッチキスと同じです。
針が出てこないのは、針が詰まってしまっている可能性が非常に高いです。
タッカーの種類やメーカーにもよりますが、針が出てくる部分を見て詰まっている針を取り除いてみてください。
また、詰まる原因としてタッカーの本体のサイズとタッカーの針のサイズが合っていない可能性もあります。
タッカー本体には対応できる針のサイズが決まっています。
この本体と針のサイズがしっかりと合っていることを確認してみてください。
タッカーを打つ強度は!?
少しわかりにくかもしれませんが、タッカーを強く打てばタッカーの針も埋まるように打たれますし、軽く打てばタッカーの針も埋まりにくくなります。
タッカーは、力加減が必要なツールになります。
どうしても打つ強度が解らずにうまくタッカーが打てないという方がいらっしゃるのであれば若井産業から販売されている強度調整ができるガンタッカーを使うことをおすすめします。
若井産業 ガンタッカー G10 [タッカー用ステープル WT-10M 2000本サービス]
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まとめ
タッカーを正しく使うための3つのポイントは
・タッカーを使う部分に目印をつける
・タッカーを材料に押し付けるように打つ
・タッカーを打つ時に布などは弛まないように張る
になります。
タッカーという工具は、日常であまり見かけないので最初はためらうかもしれませんが、慣れてくれば特に大きな問題もなく簡単に扱える工具のひとつです。
工具の中でもタッカーは女性でも扱いやすい工具のひとつだと思いますので、タッカーの正しい使い方をマスターして楽しいDIY生活を過ごしてみてください。