こんにちは。金物店店主のハマゾーです。墨つぼって本体が壊れるよりも糸が切れてしまったり、カルコが取れてしまったり、糸の通りが悪くなったりと各パーツ部分で支障をきたすことが多くありませんか!?そして各パーツに支障が出た時に直す方法を知らなかったり、やったことがないという人ってかなり多くいらっしゃるのではないでしょうか!?
墨つぼの種類にもよりますが、糸交換がやりやすい墨つぼであれば簡単に糸交換できますし、糸交換がやりにくい墨つぼであれば、本当にやりづらいですし、私自身も交換しづらい墨つぼはおすすめしていません。ですから、墨つぼを新たに購入される時には、糸交換や墨つぼの中の掃除がやりやすい墨つぼを選ぶことで非常に便利で、利便性が上がると思います。
さて、今回の本題ですが、糸交換などの墨つぼの直し方ですが、やりやすい墨つぼであればDIY初心者のような日頃から墨つぼを触っていないような方でも簡単に交換することができると思います。もしも、今まで糸交換などをやったことがない方が、この記事をご覧になっているのであれば是非一度チャレンジしてみてください。
今回は、墨つぼの糸交換などをやったことがない方や、そもそも糸交換などの直し方の根本を知らないぞという方のために墨つぼの直し方をご紹介していきたいと思います。もしも糸が切れてしまって困った、カルコが外れて困ったというような、お困りの方であれば是非参考にしてみてください。
タジマの墨つぼの直し方や糸の交換方法
まず、最初に墨つぼと言えばタジマと言われるような大工さん、職人さんであれば多くの方が持っておられるタジマの墨つぼの直し方についてご紹介したいと思います。タジマの墨つぼの場合、直し方をインターネット上で公開しています。下手な説明よりもそちらを参考にしてもらった方が圧倒的に分かりやすいかと思いますので画像を貼り付けさせてもらいます。
引用元:タジマツールHP
https://tajimatool.imagestore.jp/contents/thum.php?pf,5817
墨つぼの糸の交換方法
タジマの墨つぼの直し方の画像にも記載されていますが、まずバネを外して墨つぼ本体を開きます(分解します)。そこから糸が巻かれているリールを取り出し、リールに巻かれている古い糸を取り外し、新しい糸をリールに巻きます。リールに糸を巻いたら本体に収納して糸道に糸を通します。この単純作業なのですが、糸の交換の時に最も分かりにくいのは糸の取り付け方だと思います。
まず、新しい糸の先端部分にひとつ球をつくります(固結びでオッケーです)。それからリールに糸を巻くのですが、単純に糸を巻こうと思っても大変な作業です。糸で適度な輪っかを作って、その輪っかを2重にします。2重にした輪っかをリールに巻いて引っ張れば糸がリールに巻かれます。
この糸の取り付け方は言葉では少し表しにくいのですが、シンワがインターネット上で糸交換の方法などの動画をあげています。糸の結び方や取り付け方について詳しく知りたい方は参考にしてみてください。
引用元:You tube
https://www.youtube.com/watch?v=7BuwKSfDQIA
引用元:You tube
https://www.youtube.com/watch?v=7Un3zZbMnIs
最近では、シンワのシンワの墨つぼ「ハンディ墨つぼ Jr.Plus 自動巻」が糸の交換や直すのが簡単で使いやすいので人気が出ています。インターネット上の動画で使い方や墨つぼ自体の紹介などもしているのでより扱いやすくなっているのも要因のひとつと言えるのではないでしょうか!?
*参考
シンワ測定 シンワハンディ墨つぼJr.Plus自動巻ブラック 73282
墨つぼのカルコの結び方
無事に糸交換できたとしてもカルコ(針の部分)に糸が取り付けれないと実際に墨つぼを使うことはできません。カルコの結び方も基本的には、リールに糸を巻くのと同じで新しい糸の先端部分にひとつ球をつくります(固結びでオッケーです)。糸で適度な輪っかを作ってカルコに結びつけるのですが、こちらもシンワの動画上で紹介しているので参考にしたい方は参考にしてみてください。
墨つぼの綿の交換
墨つぼの綿の交換は、特別難しくはないと思います。既存の綿がセットされている部分に新しい綿をしっかりとセットしてみてください。
墨つぼの糸通しの掃除は必要!?
墨つぼの糸の通り道には、ゴミなどが詰まりやすいので、しっかりと定期的に掃除してあげましょう。
まとめ
墨つぼをハードに使うかそうでないかにもよりますが、墨つぼの糸が切れたとかカルコが取れてしまったということは、ちょこちょこあります。そんな時に新品を買おうと思うことも良いですが、糸の交換をすれば解決してしまうということであれば圧倒的にコスト面で負担は軽減されます。
そんな時に墨つぼの糸の交換の仕方を知っていれば手際よく、簡単に糸交換をすることができますので是非、今回ご紹介させて頂いた墨つぼの直し方を参考にしてみてください。