心配事や憂いって生活している中で無くならないものですよね。でもそれをほったらかしにしておいても何も解決されません。
ネジが締まらなくなってしまった、ネジがすぐに緩んできてしまうという問題点も何か対処しないと心配事や憂いは無くなっていきません。今回は金属製の部材のネジ穴にネジが締まらなくなった時の対処法に関してご紹介します。
ネジが締まらなくなる原因
金属製の部材のネジ穴にネジが締まらなくなる原因はネジ穴が広がる事が原因です。更に金属製の部材の場合、木材と違ってネジ山が締まる範囲は限られてきますので一度締めたネジ穴とネジが多少でも動いたり衝撃が加わると簡単に締まらなくなってしまいます。
物や場合によってはネジが緩んだ時に改めて締めなおすと締まったりしますが、また数日も経てば緩んできます。ネジが緩むものをまた締め直すみたいないたちごっこ上体になってしまいます。
ネジが締まらない時の対処法
金属製の部材にネジを打つ時に締まらなくなるという事は多くあります。金属製の部材の場合、木材と違って基本的に補修という対処法が出来ないので木材の時とは違った方法での対処法になってきます。
木材にネジが締まらなくなった時の対処法は木材にネジが締まらなくなった時の対処法をご参照ください。
今回は考えられる金属製の部材のネジ穴にネジが締まらなくなった時の対処法をいくつか紹介したいと思います。
ブラインドナット(エビナット)の活用
ブラインドナットとは、タップ立ての難しい薄板やパイプ、溶接のできないプラスティック板にも片側からワンアクションで簡単に取り付ける事が出来るナットです。
取り付けは専用工具で簡単に取り付けられます。詳しく知りたい方は下記サイトを参考にしてみてください。
http://www.infastech.co.jp/product/4000/4000.html
引用元:インファステック株式会社HP
*参考
ナットリベット アルミ 10ピース M5×0.8 STRAIGHT/12-835 (STRAIGHT/ストレート)
木を当てる
この方法は状況によりますが、金属部材の裏にネジが締まるように木材を接着させて下地代わりにする方法です。ただし、この方法は木材を接着させるスペースがいる事と木材を下地にしてネジを留めた時に本来のネジの役割を果たしているかという部分が関係してきます。
スプリングワッシャー(バネワッシャー)の活用
スプリングワッシャー(英: spring washer)、規格:JIS B 1251。 平座金の一部を切断し、切り口をねじることによりばね作用を持たせたもの。スプリングワッシャーの効果は材質にもよるが、ボルト、ナットと同質材であれば、切り口の段差が金属部分の厚さの50%のねじ込みで、スプリングワッシャーを使用しない場合のナットの完全ねじ込み状態と同じ強度が得られる。それ以上のねじ込みは、スプリングワッシャーの効果を損なうだけでなく、緩みやすくしてしまう。ボルト、ナットの破損を防止する。振動部には向かない。 右ねじに対して緩み止め効果を発揮するために、切り口を手前にしたときに右側が上になるようにねじられており、上からボルトを差し、スプリングワッシャー、被固定物、ナットの順で締める。
ばね座金については、緩み止めになるどころか、緩みの原因になるとする研究がある。引用元:wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BA%A7%E9%87%91
このスプリングワッシャーをかます方法は、効果が出る場合と出ない場合があります。試しにスプリングワッシャーをかましてネジを締めてみたけど締まりませんでしたとなっても現状よりも悪くなる事は無いと思いますので一度は試すのも有りです。
*参考
ステンレス スプリングワッシャー M5 【 20個入 】
まとめ
その他の方法としてスピードナットやプッシュナット等の活用という方法もありますが、一番のおすすめはブラインドナットを活用した方法です。ただし、復唱になりますが、金属の部材のネジ穴にネジを締める際には状況によって大きく異なってきますので、一概に絶対的な対応はこれですという事は言えません。
その為、各状況においてのその時その時での臨機応変な対応を心がけてください。