これで失敗しない!ネジ山をつぶさない回し方の紹介

「あちゃ~~、またネジ山舐めちゃった。」

「またネジ山バカになっちゃった。」

こんな経験誰でもあるのではないでしょうか?

ネジ山がつぶれる度に「自分はネジを締めるのがへたくそなのかな?」と考えたりするかもしれませんが、安心してください。一般の方、DIYをされている方だけではなくて日頃からネジを締めまくっている大工さんや職人さんでもよくある話しです。

普通にネジ締めを行っていれば何度かに1回は「ネジ山をつぶしちゃった」という場面に遭遇します。なので今回はできるだけネジ山をつぶさないようにするネジの回し方のポイントを紹介したいと思います。

ネジの基本

当たり前すぎる話しなのですが、一応頭を整理するという意味と再確認を踏まえてネジの基本を整理します。

ネジは右方向、時計回りに回すと締める事が出来ます。反対に左方向、反時計回りに回すと緩める事が出来ます。

ネジの頭の部分は平頭やナベ頭といった頭形状の中にプラスやマイナスといったネジ山が存在しています。このネジ山にドライバーや電動のインパクトドライバー等を使ってネジを回していきます。

ネジ山をつぶさないドライバーの選定

ネジ山をつぶさずにネジを上手く回す為にまずはネジに合ったサイズのドライバーを選びましょう。ネジとドライバーの大きさはある程度連動されていてドライバーの規格を見ると#1や#2、#3といったナンバーが設定されています。

このドライバーのナンバーごとに頭の大きさが設定されていますのでネジ山のサイズに合ったドライバーの大きさを選ぶ事が最低条件になります。実際にネジを締める前にネジ山にドライバーを当てて大きさが合っているか合っていないかを確認するのが最善です。

もしもネジ山とドライバーの大きさが合っていない状態で強引にネジを回しているとすぐにネジ山がつぶれてしまいます。

本来はネジとドライバーのサイズを合わせる事によってネジ山にドライバーをしっかりと当てる事でネジ山がつぶれず、簡単にネジを締める事ができます。ドライバーのサイズが大きいとネジ山の表面にしかドライバーが当たらずネジ山をつぶす原因になります。

screw-driver

*参考
ベッセル VESSEL スーパークッションドライバー (マグネット入り) 700(+)2×100 700-2-100

ネジ山をつぶさない回し方のポイント

では実際にドライバーでネジを回す際に気をつけなければいけない部分はどのような事なのでしょうか?

ネジに対して真っ直ぐに押す力が必要

まずはネジ山の奥までドライバーをしっかりと入れましょう。ドライバーがしっかりとネジ山の奥まで当たっていなくてネジ山の表面だけでドライバーを回しているとネジ山がつぶれてしまいます。

ネジというのは、ただ時計回りに回していても締まっていきません。時計回りに回しながら上から押す力が合わさってネジは基材に締めこまれていきます。

電動や充電式のインパクトドライバーに回転+打撃の機能が入っているのが同じ理由です。打撃=上から押さえ込む力になります。

この上から押さえ込む力をネジに対して真っ直ぐに力を入れていくとネジ山がつぶれるリスクは減っていきます。


引用元:youtube
https://www.youtube.com/watch?v=xPikD14C-ec

下穴を空ければより確実に

ネジをどこに打つかにもよりますが、木材にネジを打つのであれば錐で下穴を空けてからネジを締めるとより確実にネジ山をつぶさないでネジを締める事ができます。

下穴を空ける事によって単純に抵抗力が減ります。抵抗力が減る=ネジを締める為の必要な力も軽減されます。

下穴を空けたからと言って穴のサイズがネジよりも小さいのであればネジのスパイラルはしっかりと木材に効いてくれますのでネジ本来の力が損なわれる心配もありません。

*参考
スターエム ハイス下穴錐-M 4mm 4mm (75HSM-040)【あす楽】


引用元:youtube
https://www.youtube.com/watch?v=8mSqAKyy64k

それでもダメなら潤滑油

ドライバーをしっかり選んでも、しっかりとネジを回していても、下穴を空けても、それでもネジ山がつぶれちゃって困るという時には最終兵器で潤滑油をネジやネジ穴に塗りましょう。

これも下穴を空けるのと同じで抵抗を減らす効果があって軽い力でネジを回す補助になってくれます。

潤滑油を使ったとしてもネジが抜けやすくなる事はありませんのでご安心ください。

*参考
【KURE 呉工業】防錆潤滑剤 CRC 5-56 556【1004 320ml】

まとめ

・ネジ山の大きさに合ったドライバーを選びましょう。

・ネジに対して真っ直ぐに押さえつけるように回しましょう。

・それでもダメなら下穴を空けたり、潤滑油を活用してみましょう。

あとは何度もネジを締めてみるという「経験」が一番大事かと思いますので失敗してもくよくよせず何度でもチャレンジしてみましょう。

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