「ジグソーの基本的な使い方がわからないな!?」
今回は、こんなジグソーの使い方がよく分かっておらずお困りの方向けにジグソーの使い方をご紹介したいと思います。
こんにちは。金物店店主のハマゾーです。
これからDIYをしていこうと思っている方や日頃から電動工具を使う機会が少ない方達には、突然ジグソーを正しく使おうと思っても難しい話だと思います。
でも安心してください。
ジグソーを使うのは、それほど難しいことではありません。
基本となるポイントをしっかりと理解していれば、あなたも簡単にジグソーを使いこなすことができるはずです。
そこで今回は、ジグソーを正しく安全に使うための使い方のポイントをいくつか紹介していきたいと思います。
ジグソーの使い方で失敗しないコツ6つのポイント
では、ジグソーの使い方や使う際の注意点ってどんな部分でしょうか!?
ジグソーの正しい使い方についてポイントを6つに絞って紹介させてもらいます。
鉛筆などでカットする部分に線を書きましょう!
まず最初にジグソーで木材をカットする前に、ジグソーで切りたい部分に鉛筆でもなんでも良いので線を書きましょう。
理由は簡単で、ジグソーで木材をキレイにカットするためには基準となる線が必要になります。
この基準になる線が無いと正確に木材をカットすることができません。
大工さんや職人さんといった日頃からジグソーを使うのに慣れた熟練の人たちでも必ず基準になる線を引きます。
そのため失敗を防止する意味も含めてジグソーでカットする前に必ず線を書きましょう!
木材はしっかりと固定させましょう!
ジグソーで木材を切る際には、ジグソーを持っている反対の手で木材をしっかりと固定させてください。
木材をしっかりと固定させておかないと怪我をする原因になります。
木材をしっかりと固定させておけば電動丸ノコよりもキックバック(跳ね返り)するリスクは低いので電動工具の中では安全な工具とも言えます。
理想はクランプなどで木材をしっかりと固定できるのであればベストです。
ジグソーのベースは木材にしっかりと当てましょう!
線を書いて反対の手で木材を固定させたらジグソーのベースをしっかりと材料に当てましょう。
ジグソーを使い始める時や使っている時にジグソーのベースが浮いた状態で使うと安定して木材をカットすることができなくなってしまいます。
よくあるのが自分はジグソーのベースをしっかりと木材に当てていると思っていても使っている最中に気付かないうちにベースが浮いていたということがありがちです。
なのでジグソーを使い始めて間もない時は意識的にベースを木材に当てるように意識しましょう。
また、もう一点注意してほしいのは、スイッチを入れる際にジグソーブレードと木材を接触させた状態でスタートさせない事です。
ジグソーブレードが木材に当たっている状態でスイッチを握ってオンにするとキックバックしてジグソー本体が浮いて怪我をしてしまいますので注意が必要です。
ジグソーの使い方はアイロンがけをするイメージで!
スイッチを握った状態でジグソーのベースが材料から浮かないように、事前に書いた線に合わせてジグソーを上から押さえつけながら押し出していけば問題なく材料を切る事ができます。
イメージとしては、アイロンがけをするような感覚で押し出していけば問題ありません。
力を入れ過ぎると思ったように切れなくなってしまいますのでベースを滑らすように落ち着いてカットしていくことがうまくカットするコツになります。
曲線状にカットする時は、反対の手で木材を押さえながら局面ごとにジグソーを一旦停止させるなりして、支えている手の位置を動かすなりして誤って手をカットしないように細心の注意をしてください。
間違っても、ジグソーの進行方向に支えている手を置かないようにしてくださいね。
キレイに切れるかどうかは、経験的な要素も大きく関係してきますので何回もチャレンジして、たくさん失敗してみてください。
ジグソーの使い方での注意点は曲線切りは無理な角度で切らないように!
ジグソーは、曲線にカットする事が可能なのですが、あまりにも鋭角な曲線を切ろうとするとブレードが折れる原因になりますし、怪我をする原因にもなります。
この点だけは注意しておいてください。
ジグソーは傾斜切断も可能です!
ジグソーは、ベースを傾斜させることによって傾斜切断する事が可能になります。
ほとんどのジグソーが左右45°まで切断可能です。
ジグソーで有名なボッシュさんがジグソーに関しての動画を公開していますので参考にされたい方は是非見てみてください。
引用元:You Tube
https://www.youtube.com/watch?v=WexZSBqsLYo&t=127s
ジグソーの使い方で重要な円の切り方
ジグソーを使う最大の理由やメリットって何ですか!?
と問われた時に真っ先に出る答えは「曲線切り」です。
曲線的にカットしたり円形にカットしたりと自由自在にカットできるのがジグソーの最大のメリットです。
そこでDIY初心者のために円形にカットする手順を紹介しておきます。
上手くカットするためには、やっぱり回数をこなさないとできるものではありませんので何回でもチャレンジしてみてください。
円形に切りたい部分に印をつけましょう!
ジグソーの使い方のポイントでもご紹介しましたが、まず最初にジグソーで木材をカットする前に、ジグソーで切りたい部分に鉛筆でもなんでも良いので線を書きましょう。
円形にカットしたい時は、分度器でも専用の工具でも何でも良いので円形に印をつけてください。
印をつけた円形の中に穴や切れ目を入れましょう!
円形に印をつけた後に円形の中に穴や切れ目を入れる必要があります。
理由はジグソーの刃を差し込むためです。
印に沿ってジグソーを動かす必要があるので、円形の中に穴や切れ目を作ってジグソーの刃を差し込みます。
切れ目の作り方もどんな方法でも構いません。
一般的にはドリルで穴を開けますし丸ノコで縦に一本切れ目を入れても構いません(ただし円形をはみ出したらダメですけど)。
ちょっと高度な技になりますが、ジグソーを斜めに寝かせてジグソーの刃で穴を開けることも物理上は可能ですが、この方法は熟練された方法になりますので初心者の方にはおすすめできません。
穴や切れ目はジグソーブレードが差し込めないとダメなのでちょっと大きめの穴や切れ目を入れると、その後のカットがしやすくなります。
穴や切れ目からジグソーで円形にカットしましょう!
穴や切れ目を入れた部分にジグソーブレードを差し込みさっそくカットしていきます。
穴や切れ目から印をつけた円形に沿ってジグソーを動かしていってください。
使い方のポイントでも触れましたが、ジグソーをカットしていくイメージはアイロンがけをするような感覚です。
ジグソーの使い方でよく聞かれる直線カット
ジグソーでうまく直線カットするコツってありますかと良く聞かれます。
私の個人的な結論は「丸ノコを買うのが手っ取り早いよ!」とお伝えしています。笑
正直なところジグソーは曲線切りをするためのツールと言っても過言ではありません。
そのため、そもそも直線を切るためのツールではないので直線カット出来なくても不思議ではありません。
どうしてもまっすぐに切りたいというのであれば丸ノコと丸ノコ定規を使って直線カットするのが最も良い方法になってしまいます。
どうしてもジグソーで直線カットしなくてはいけないという場合であれば、平行ガイドを使えるのであれば平行ガイドを使うと切れます。
平行ガイドが使えない部分なのであれば、できるだけ頑張って直線的にカットして、どうしてもガタついている時には、後からヤスリがけしましょう。でもおすすめはしていません。
ジグソーの各機能について
ジグソーの種類にもよりますが、一般的にはジグソーにはいくつかの機能が備え付けられています。
重要な機能に関してこちらでご紹介しますので参考にしてみてください。
スイッチ
ジグソーのハンドル部分に動かすためのスイッチが付いています。
スイッチを握るとブレードが動き出し、スイッチを離すとブレードが動かなくなります。
ジグソーによっては、誤ってスイッチをオンにしてしまう危険を避けるために「待機スイッチ」というものを設けているジグソーもあります。
その時は待機スイッチを押してからスイッチを握るとブレードが動き出します。
ロックボタン
スイッチを握ってブレードが可動している状態でロックボタンを押すとスイッチにロックが掛かり、スイッチを握り続けなくても連続可動してくれるようになります。
しかし初心者の方が不慣れな時にロック機能を使うと失敗したり、焦って危険な場面に遭遇する可能性もあるので慣れないうちはロックボタンは気にせずにジグソーを使ってみましょう。
オービタル機能
オービタル機能とは、簡単に言うとジグソーの刃が円運動することを言います。
シグソーの刃は、基本的には上下運動しかしません。
そのため、ジグソーで木材をカットする時に前進させようと思うと手や腕の力でジグソーを前進させる必要がでてきます。
しかし、オービタル機能で刃が円運動してくれると木材をしゃくるように切ってくれるため手や腕の力をそれほど入れなくても前進してカットしやすくしてくれます。
オービタル機能が付いているだけで木材などをカットするスピードが劇的に変わり作業効率が飛躍的にアップします。
また、オービタル機能が付いていればジグソーのモーターに掛かる負担を軽減することができるので故障するリスクも軽減できますのでジグソーを選ぶ際には是非オービタル機能が付いたジグソーを選んでみてください。
*注意 オービタル機能を使って木材をカットすると、カットした端口が荒くなってしまうというデメリット部分も実はあります。
カットした後からサンドペーパーなどで磨くことを忘れないでください。
万が一に、後から磨けないのであればオービタル機能をオフにしておく事を忘れないでください。
速度調整
読んで字のごとくブレードの速度を調整できる機能です。
早くすれば早く切れますし、遅くすれば遅く切る事ができます。
ただし、スイッチ部分の強弱によっても多少の調整は可能なので最初のうちは速度を遅めにしておいて、慣れてから早くカットする事をおすすめします。
*使いやすいジグソーのおすすめを知りたい方は【ジグソー初心者でもおすすめ】使いやすくてDIYで使いたい10選!を参考にしてみてください。
まとめ
ジグソーに限らず日頃から工具を扱う機会が少ない方にとっては、「こんな簡単なことも知らないの!?」と思われるようなことでも分かりにくいものですよね。
今回、ご紹介させてもらったジグソーの使い方が少しでも役に立ってくれれば嬉しいなと思います。
また、ジグソーに限らずDIYで使う工具全般の使い方のレベルアップをしたい。
DIYでプロみたいな作品を作れるようになりたい。
という方であれば下記のリンクを参考にしてみてください。
きっとDIYのレベルアップをしたいあなたにとってプラスになってくれると思いますよ。
・DIYのプロ黒瀧道信の基礎から楽しむ日曜大工DVD 道具の使い方18のレッスン【6大特典付き】
*上記リンクは外部リンクです。